RSS Feed

高齢者を支える現場の様々な問題

高齢者ケアスタッフの人材確保に向けた動き

17年8月18日

常に人の需要が高い業界として取り上げられることが多いのが介護業界です。高齢化社会の進行という厳しい事態に直面する日本を支える上では、重要な役割を果たすことになるのは間違いないといえるのではないでしょうか。

介護施設やケアハウス、老人ホームなどのオープンのニュースがあちらこちらで聞かれるなど、介護サービスへの期待感は自然と高まってきています。しかしながら、介護現場を担う介護士やケアマネージャー、ホームヘルパーなどの人材不足が顕著になるなど、課題が浮かび上がっています。

介護職員の募集については、あの手この手を使っての工夫が見られています。職員と入所者が笑顔で話す姿を掲載するなど、魅力あふれる職場であることを大々的にアピールするなどしている施設の求人情報が散見されます。しかし実際の介護現場の仕事は、激務だということが囁かれています。少ない職員で多くの入所者の面倒をみるという施設が大勢を占めていることが大きな要因でしょう。やりがいは感じるものの、あまりのハードさについていくことができず、離職する介護職員がいる現状があります。

介護事業を管轄している厚生労働省や各自治体においても、介護現場の実態を把握しており、由々しき事態として受けとめています。どうにか状況を改善するために介護報酬の見直しなどを通して、介護職員の処遇改善に向けての取り組みを早急に進めています。一朝一夕にはいかない問題ではありますが、国全体で動いているため業界からの期待感は高まっているといえるでしょう。